本日は子育てをしながらフルタイムで働く私が「子持ち様」と呼ばれないように
実践していた戦略11選をお話しする。
近年、「子持ち様」に対する批判がSNSで散見されるようになってきました。
「 子持ち様」とは、子どもを持つことを理由にマナー違反があったり、
周囲との軋轢を生みだしてしまう親のことを指すネットスラングです。
最近は産休クッキーも話題になり、「子持ち」は話題に事欠かない。
グーグルの検索でも「子持ち様 うざい」がサジェスチョンで出てくる。
未婚率が上昇して「母親」への理解が難しい、仕事の皺寄せが未婚者に行くなど不平等感が背景にある。
夫(金融機関勤務・管理職)もいわゆる「子持ち様」に悩まされている。
子持ち社員(Aさん)が成績未達成なのに保育園のお迎えを理由に退社、
残った人員でAさんの成績を埋め合わせる、という構図がある。
当然、他部署から「Aさんが一番成績悪いのに、なぜ子供を理由に帰らせるのか?」
と不満が噴出。
管理職の夫が「申し訳ありません」と頭を下げるのだ。
確かに自分の仕事を終わらせていないのは言語道断であろう。
しかし、子供に罪はない。保育園も閉園時間がある。
私の考えはこうだ。
成績の悪い人員は会社の人事部の人員配置の失敗であり、子持ちの人を「子持ち様」と揶揄し、責めるのは木を見て森を見ずという安直で愚かな行為だ。
とはいえ子育てを理由に仕事をしなくてよい、というわけではない。
最大限仕事をして、やむを得ずできないところを助けてもらうことは致し方ない。
その際にはきちんとできる範囲で埋め合わせをすることは必要だ。
かくいう私(保育士)も子供の体調不良で早退することがままあった。
「保育士だから子育てに理解がある職場でしょう?」と思うかもしれない。
幸いにも、私は職場に恵まれていた。
ただ、私の友人保育士(子持ち)は子育てに理解のない保育園に勤めていた。
保育士といえど早退すると途端に「え?帰るの?」とドン引きする保育園もある。
子育てに理解がない保育園は実際にあるのだ。
対して、私は子供の保育園から「お子さんが体調不良です」と呼び出しがかかっても
快く送り出してもらっていた。
陰口をいわれることもなかった。
とはいえ「子持ち様」と呼ばれないように私も努力していた。
今日は「子持ち様」とよばれないためにわたしが心がけていたことを11選お話しする。
子供的要因と職場的要因に二分されるので分割してお話ししていく。
子供編
働いていて一番困ること「保育園からの呼び出し」
子供の体調不良は労働者の天敵であろう。
子供の体調面を整えるために私が実践していたことをお話しする
保育園から帰ってきてすぐ手洗いうがい・風呂に入る
保育園は細心の注意を払っているが、ウイルスが蔓延しているものだ。
そのため帰宅したときに付着したウイルスを洗い流すために
「うがい・手洗い・お風呂に入れる」と徹底していた。
私も保育士。さまざまなウイルスが付着しているので自分もお風呂に入っていた。
帰宅で「うがい・手洗い」だけで済ましていると、やはり娘が病気がちになっていた。
お風呂に入る、というのがポイントである。
栄養をつける
「忙しくて食事に手が回らないな」と偏った食事が続いた時、娘は必ず体調を崩していた。
どれだけ忙しくても食事には気をつけるようにしている。
かぼちゃ・プチトマト・ブロッコリーは毎日必ず摂取するようにしている。
ビタミンを摂ることで風邪をひきにくい・引いても軽傷で済むことが増えた。
睡眠をしっかり取らせる
体調を整えるためにも睡眠はしっかり取らせていた。
夜9時には就寝するようにしていた。
9時間睡眠は必須だ。
なるはやで病院に連れていく
ここまで気をつけていても風邪を引くのが子供だ。
「ママ、ちょっと耳痛い」と言われたら熱がなくても
即座に耳鼻咽喉科に連れて行っていた。
放っておくと必ず酷くなって治療期間も長引いてしまう。
仕事が休みの日は保育園に連れて行かない
先述の通り保育園は細心の注意を払っているがウイルスが蔓延している。
仕事休みの日に保育園に預けて一人でゆっくりしたい気持ちもわかるが、
休みの日は子供を家で見るようにしていた。
私は保育士だが、仕事休みの日に保育園に預けに来る親もいる。
気持ちはわかる。だがしかし、そういう家庭の子供は必ず体調を崩す。
しかも「絶対に休めない日」に限ってだ。
仕事が休みな親が預けに来る親に「ゆっくりしてきて下さいね」と表面上では言うが、
「○○ちゃんのご両親、仕事休みなんだって!」と保育士中に吹聴されて
「休みの日くらい家でみろよw可哀想だなw」と保育園からの心象もよくない。
ちなみに私は「出席日数が足りないから登園させてくれ!」と言われるくらい登園させてなかった。
夫が休みの日は夫に見てもらい、私が休みの日は私が見ていた。
わたしはシフト制の保育園に勤務だったので、
夫(カレンダー通りの職場)と休みをずらしていた。
たとえば子供がインフルエンザになったとしよう。一週間休むことになる。
夫婦で休むのは機会損失だ。大人が一人いれば看病できるのだから。
このような事態を見越して夫と休みをずらしていた。
夫婦で休みを重ねたい気持ちもあるが、仕事最優先です、という姿勢も大切だ。
子供の保育園には常日頃から感謝の気持ちを伝える
娘が登園する時の連絡帳には感謝の言葉を記すようにしていた。
「お箸を上手に持って食べられるようになっています。保育園で教えてもらったようです。いつもありがとうございます。」
「写真で楽しい雰囲気が伝わりました。いつも楽しいイベントありがとうございます」
など些細なことでいい。感謝の気持ちを記すようにしていた。
ある日、お迎えに行くと「娘ちゃん微熱で」と様子を見てくれていた。
私の勤務先に連絡して来ず、様子を見てくれていた。
日頃の感謝の姿勢の賜物だと思う。
対して私の園では
「微熱だけど、もう呼び出し連絡しちゃおう。休みの日に「リフレッシュ!」なんていって子供を預けるような愛情のない親は、仕事の時に呼び出してわからそう。」
と、37.5の微熱だろうがあからさまに呼び出し連絡をしていた。
職場編
ここでは私の仕事の姿勢をお話しする。
自分の子供はかわいい。大切だ。
と、同時に仕事をしていく上ではハンディキャップになる。
先述の通り「仕事最優先です!」という姿勢が大切だ。
具体的にどのようなことをするのかお話ししていく。
仕事をする
夫の職場のように自分のノルマをこなさず子供を理由にさっさと帰るのは言語道断だ。
会社の成績設定のミスでもあるが、それでは「子持ち様」と呼ばれても仕方ない。
私は自分の仕事は勿論だが、他人の仕事も積極的に手伝っていた。
保育士なので連絡帳は最重要任務ともいえよう。
連絡帳は人の2倍は書いていた。
会議の書記など些細な仕事も率先して引き受けた。
人が嫌がるであろう仕事は率先してやるようにしていた。
子供のうんち交換も日に10件はやっていた。
トイレ掃除・ゴミ捨ても私が出勤する際は全てやっていた。
仕事をすることで確固たる地位が築ける。
誰も何もいえない状況を作るように心がけていた。
埋め合わせる
娘の体調不良で仕事を交代してもらった時は、必ず埋め合わせをする。
当たり前だができていない子持ちも多い。
一方的に未婚者に皺寄せがいく。
これでは「子持ち様」と揶揄されても仕方ない。
一方で仕事量が尋常でない場合は降格したり時短を選択することも大切だ。
悪口大会には絶対に参加しない
どの職場でも悪口はついて回る。
わたしは絶対に参加しない。
悪口を振られたら相手を褒めるように心がけていた。
他人に腹がたつ=その人が頑張っている部分(承認欲求)である。
そこを認めて差し上げるようにしていた。
悪口には否定も肯定もしない。「そうなんですね〜」と受け流す。
山田さんから「田中さんが来ると仕事が増える!!!」と振られたら
「そうなんですね、山田さんのおかげで仕事がシンプルになっています、ありがとうございます」と
田中さんから「山田さんは仕事を全然しない!!!」と振られたら
「そうなんですね、田中さんがたくさん仕事をしてくださるおかげで保育園運営が潤滑に回っています、ありがとうございます」と
ときには「ミィ先生も悪口に参加してよ」と言われるが
「すみません、私にはわかりません!」とはっきり言うようにしていた。
空気がぶち壊れようがお構いなしだ。
とにかく「ありがとうございます」を言う
先述した通り「悪口=承認欲求」である。
人々の承認欲求を満たす魔法の特効薬がある。
しかも無料。それが「ありがとうございます」を言うことだ。
「ありがとうございます」ということで相手の溜飲は下がる。
「こいつは味方」とまではいかないが「敵ではなさそう」という認識を持ってもらえる。
このように聖人君子ポジションを設定すると
職場の重要人物から「あなたは信頼できる人」と一目置かれるようになる。
そうなればこちらのものである。
話は「聞く」9割
職場では仕事の話しかしない。私がコミュ障だからである。
とはいえ世間の労働者は仕事以外の話もしたいようだ。
解決策はこうだ
「振られた話をそっくりそのまま相手に聞き返す」
先日私は「ジムとか通ってる?すらっとしてるから通ってそうだよね〜」と
話しかけていただいた。
「昔は行ってましたけど、最近は行ってないです。〇〇さんもモデル体型ですよね〜、ジム行かれてるんですか?」
「行ってないのよ〜実は最近暇でさ〜ジムに行こうかと・・(相手の話)」
と相手の話を聞くようにしている。
とにかく聞き役に徹する。
相手は話を聞いてくれた!となる。
好意とまではいかなくとも「こいつに敵意はなさそうだ」と分かっていただければそれでOKだ。
まとめ
ここまで自分なりの「子持ち様と呼ばれない方法」をお話ししてきた
とはいえ無理難題な仕事・人員不足は人事部・直属の上司に相談するべきだ
「子持ち様」を生み出しているのは会社の失敗である。
とはいえ、それにあぐらをかいて仕事をしないのは言語道断だ。
自分のできる最大限のことをやるようにしよう。
しかし「言ったところで変わらない」という現実もあるといえよう。
そのような会社で疲弊するよりかは、子育てに理解のある会社に転職してしまうほうが早い。
世の中には子育てに理解のある会社もたくさんあるのだから。
ここでは私のおすすめ転職サイト(保育士向け)を貼っておく
1. ほいく畑
求人数 | 約4000件 |
---|---|
サービス種別 | 私立認可保育園、幼稚園、準認可保育園、認定こども園、院内・企業内保育園、小規模保育事業、公立保育園、学童保育、その他 |
対応雇用形態 | 正社員、契約社員、派遣・パート、紹介予定派遣 |
地域エリア | 全国 |
LINE | ✖️ |
公式サイト | https://hoikubatake.jp/ |
ほいく畑は厚生労働大臣認可の保育士就職支援センターです!
転職サイトと言っても、ピンからキリまであるのが現実。
ほいく畑は国のお墨付きの転職サイトってことで、安心できます!
これだけ保育士が足りてない現実を国が「なんとかしなくちゃ」と思ってるということ。
かといって無理やり入社させるとかはないのでご安心を!
ただ、あなたの助けが欲しいと思う保育園は本当にたくさんあります。
子育てと両立がしたい、ブランクがあるけれど働きたい、保育士未経験だけど社会の役に立ちたい、そんなあなたにおすすめです!
①あなた専任のコーディネーターが丁寧に希望をヒアリング!
②非公開求人も含めた膨大な求人リストからマッチング!
③全国各地、地域に密着した長年のネットワーク!
2. キララサポート保育
求人数 | 約7000件 |
---|---|
サービス種別 | ✖️ |
対応雇用形態 | 正社員(常勤)、契約社員、派遣、紹介予定派遣、パート(非常勤) |
地域エリア | 埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県 |
LINE | ○ |
公式サイト | https://kirara-support.jp/hoiku |
じつはキララサポートって実際に保育園も運営しているんです!
だから保育士さんたちが抱きがちなお悩みが実際にわかるんですよね
それをふまえてあなたに最適な職場をピックアップしてくれるんです!
①実際に保育園も運営しているので保育士さんの気持ちに寄り添ってくれる!
②コンサルタントが入職前後の手厚いサポートをしてくれる!
③顧客満足度が脅威の93%!
【現役保育士が解説!】保育士向け転職サイトおすすめ24選【2024年4月最新】